2026.01.24
太陽光は何kWが正解?家庭別おすすめ容量の決め方を徹底解説!
太陽光の相談でいちばん多いのが、「結局うちは何kW載せればいいの?」という質問です。
カタログや相場記事を見ると、3kW〜5kW、6kW以上など色々出てきますが、正解は家庭によって変わります。理由はシンプルで、太陽光のメリットは発電量だけで決まらず、使い方(生活パターン)と家の条件(屋根・影・電気設備)で回収スピードも満足度も大きく変わるからです。
この記事では、3人家族・4人家族・共働き世帯を例にしながら、営業トークではなく「判断の基準」を手順で整理します。最後のまとめに結論を入れる構成にしています。
目次

太陽光の容量(kW)は“エンジンの大きさ”みたいなものです。
大きいほど発電できる可能性は上がりますが、その電気を自宅で使い切れないと、メリットが薄くなることがあります(売電単価や制度条件によっては尚更)。
ここで大事なのは、次の2つを分けて考えることです。
たとえるなら「大きい冷蔵庫を買っても、中身がいつもスカスカなら電気代が増える」みたいな話。
太陽光も“載せれば載せるほど得”ではなく、使い方に合ったサイズがいちばん強いです。

おすすめは、次の順番で考えることです。逆にすると高確率でブレます。
まずは直近1年分の電気使用量を見ます。季節差(夏・冬)も含めるのが重要です。
オール電化、床暖房、在宅勤務、ペット、乾燥機などがあると、同じ家族人数でも使用量はかなり変わります。
共働きで昼間ほぼ不在なら、自家消費が伸びにくい傾向があります。
逆に、在宅勤務・小さいお子さん・日中稼働の家電が多い家庭は、自家消費が伸びやすく太陽光と相性が良いです。
容量は「希望」だけで決まりません。実際は屋根条件で上限が決まります。
やまもとくんエナジーでは、ここを最初に確認します。屋根の状態次第では「載せる前に整えた方が得」になるケースがあるためです。
EV、V2H、エコキュート、IH、蓄電池、在宅勤務の増加など、将来の電気需要は上がりやすいです。
「今だけ」で最適化しすぎると、数年後に容量不足で後悔します。
ここでは、あくまで“考え方の型”として目安を整理します。最終的には屋根条件と使用量で調整してください。
| 世帯タイプ | 生活の特徴 | 容量の考え方(目安レンジ) | 相性の良い追加提案 |
|---|---|---|---|
| 3人家族 | 日中の稼働が中程度 | まずは中容量を軸に「自家消費が伸びるか」で調整 | まず太陽光→次に必要なら蓄電池 |
| 4人家族 | 使用量が増えやすい | 中〜やや大きめで検討。将来要因も加味 | 太陽光+蓄電池の同時設計が有効 |
| 共働き(昼不在) | 日中消費が少ない | 大きくしすぎ注意。蓄電池 or タイマー運用で自家消費を作る | 蓄電池、給湯の昼運転、HEMS |
ポイントは、「家族人数」だけで決めないこと。3人でも在宅中心なら大きめが合うし、4人でも昼不在なら“載せすぎ”になることがあります。

失敗①:「大きいほど得」と思い込み、昼の自家消費が少ない
共働きで昼間ほぼ不在なのに大容量を選ぶと、電気が余りやすく、メリットが想定より出ないことがあります。
対策は、蓄電池を含めた運用設計(夜に使う電気を昼の発電で賄う)です。
太陽光は長期運用が前提です。屋根が傷んでいる状態で載せると、数年後に屋根工事が必要になり、脱着コストや工程が増えがちです。
先に屋根を整えてから載せる方が、結果的に合理的なことがあります。
実際に 屋根の劣化を先に直してから太陽光を載せるべき理由 を詳しく解説した記事も公開しています。
「屋根のカバー工法・葺き替えが必要なケースの見きわめ方」や、リフォームの順番によるコストと安心感の違いまで具体的に触れているので、ぜひこちらも参考にしてください。
👉 https://yamamotokun-energy.co.jp/blog/solar-roof-check-cover-replacement/
「今の電気代」だけでサイズを決めると、EVや在宅勤務で足りなくなりやすいです。
数年先のライフスタイル変化があるなら、最初から設計に入れた方が後悔しにくいです。

最後に、ここまでの内容を“決めるための質問”に落とします。
このチェックに答えるだけで、「大きめが良い家」「中容量で十分な家」「蓄電池込みが先に正解な家」がかなり分かれます。

ここまでの判断は、電気の使い方と家族構成で“方向性”を決める段階です。
最後に精度を上げるには、現地で「載せられる量」と「効率よく発電できる条件」を確認します。具体的には、屋根の有効面積だけでなく、方角・勾配・影の出方(季節や時間帯による差)をチェックし、年間の発電シミュレーションを作ります。さらに、分電盤の容量や配線ルート、パワコンの設置場所、将来の蓄電池追加の余地も同時に確認すると、後からの工事増やコスト増を防げます。

太陽光の“正解のkW”は、家族人数ではなく
①電気の使い方(特に昼)②屋根の条件③将来の電化計画 の3点セットで決まります。
そして、最重要なのは“載せる前に屋根を確認すること”。屋根の状態次第で、太陽光の満足度は大きく変わります。
やまもとくんエナジーでは、外装リフォームで培った視点で「載せて良い屋根か」「どの固定方法が合うか」から整理し、メリットが薄い提案は無理に進めません。まずは屋根点検と、生活パターンに合わせた容量シミュレーションから進めるのが、いちばん後悔しない選び方です。
「太陽光発電の基礎知識」 や
「蓄電池を組み合わせた場合の考え方」 については、
これまでにやまもとくんエナジーのお役立ちブログでも詳しく解説しています。
容量選びや導入の順番で迷っている方は、あわせて過去の記事も参考にしてみてください。
👉https://yamamotokun-energy.co.jp/blog/solar-battery-installation-cost/
お気軽にご相談ください!