やまもとくんエナジー

なぜ光から電気が生まれるの?大人なら知っておきたい太陽光発電の仕組み

なぜ光から電気が生まれるの?大人なら知っておきたい太陽光発電の仕組み

なぜ光から電気が生まれるの?大人なら知っておきたい太陽光発電の仕組み
監修者:野口尚稔
監修者 野口尚稔
「株式会社やまもとくんエナジー」マーケティング担当
屋根診断の専門家として、住宅の状態を正しく見極めたうえで、太陽光発電の適性を判断しています。
太陽光は単なる設備工事ではなく、屋根や防水、将来のメンテナンスまで考慮すべきもの。
お客様の住まいを長く守る視点から、本当に適した太陽光導入を提案しています。

はじめに:屋根の上で何が起きている?

「屋根の上のパネルに光が当たると電気ができる」——言葉にするとシンプルですが、実際は光のエネルギーを電子の動きに変えるという、かなり合理的な物理現象を利用しています。

やまもとくんエナジーが大事にしているのは、仕組みを知ったうえで

  • どの屋根でも同じ発電になるわけではない
  • 機器構成や設計で差が出るという現実まで含めて、分かりやすく説明することです。

ここからは、専門用語をできるだけ減らしつつ「本質」だけを押さえていきます。

光電効果:光が電子を動かす

太陽光の正体は、ざっくり言うとエネルギーを持った光の粒(光子)です。
この光子がパネルの材料(半導体)に当たると、材料の中の電子がエネルギーを受け取り、動ける状態になります。

ここが第一段階。
光が“電気そのもの”を作るのではなく、電子を動かすきっかけを作るイメージです。

さらに重要なのは、光のエネルギーが十分だと、半導体内で電子が“束縛”から解放され、電流として回路に参加できる電子が増える点です。光の強さだけでなく、波長(色)によっても効率が変わり、条件が合うほど発電が伸びます。だからこそ、設置角度や影の有無が結果に直結します。

半導体(n型・p型)とpn接合:電気の“流れ道”を作る

電子が動けるだけだと、まだ「電気」として使いにくい。
そこで登場するのが、太陽電池セルの中にあるn型p型の組み合わせ(pn接合)です。

  • n型:電子が余りやすい性質
  • p型:電子が不足しやすい性質(不足分を“穴=ホール”として扱う)

この2つを重ねると、境目に電子を一定方向へ押し分ける力(電界)が生まれます。
ここが超重要で、これがあるからバラバラに動く電子を「一方向の流れ」に整列
させられます。

たとえ話をすると、
光で起きた電子の動きは「教室の休み時間に子どもが自由に動いている状態」。
pn接合の電界は「廊下に一方通行の誘導ラインを引いて、流れを作る先生」。
この誘導があるから、動きが電流”として取り出せるようになります。

発電の瞬間:プラス極・マイナス極が生まれる流れ

光がセルに入る
→ セル内部で電子とホールがセットで生まれる
→ pn接合の力で、電子はn型側へ、ホールはp型側へ分けられる
→ 結果として、セルの両端にプラス極/マイナス極の状態ができる

この両端を配線でつなぐと、電子が回路をぐるっと回るように動きます。
これが私たちが言う「電気が流れる(電流が生まれる)」という状態です。

直流→交流:パワコンとMPPTが効率を決める

パネルが作る電気は直流(DC)です。
でも家庭のコンセントや家電は
交流(AC)で動きます。
そこで必要なのが
パワーコンディショナ(パワコン)です。

パワコンの役割は2つ。

  1. 直流を交流に変換する(家で使える形にする)
  2. いま一番取り出せる電力ポイントを探し続ける(MPPT制御)

太陽は、時間・季節・雲・気温・影で状況が変わります。
そのたびに最適な取り出し方も変わるので、パワコンの制御は「発電量」に直結します。

やまもとくんエナジーでは、ここを“ただの箱”扱いにせず、
屋根条件・パネル配置・回路設計・機器の組み合わせまで見て、発電が伸びやすい形を作ります。

蓄電池の仕組み:なぜ「電気」を貯められるのか

太陽光で作った電気は、その場で使いきれない時間帯があります。
その余剰分を「夜や停電時に使える形」でためておくのが家庭用蓄電池です。

ただし、蓄電池が貯めているのは“電気そのもの”というより、正確には化学エネルギーです。
電気を入れると、電池の中で「物質の状態」が変わり、その状態差を利用して、あとから電気として取り出せるようになります。

蓄電池の中身は「プラス極・マイナス極・電解質」のセット

一般的な家庭用の蓄電池(リチウムイオン電池)は、主に次の要素でできています。

  • 正極(プラス側):金属酸化物など
  • 負極(マイナス側):黒鉛(グラファイト)など
  • 電解質:リチウムイオンが行き来できる“通り道”(液体やゲル状)
  • セパレーター:正極と負極が直接触れてショートしないよう隔てる膜

充電の瞬間:電気を入れると「イオンが移動」する

充電とは、外部から電気を与えて、電池内部でリチウムイオンを片側に偏らせる操作です。

  • 充電すると、リチウムイオンが正極 → 負極へ移動して“溜まる”
  • 同時に、外側の回路では電子が移動してバランスを取る

この「偏り(分離)」が作れるから、電池の中に“ポテンシャル差(電圧)”が生まれます。
言い換えると、電気の貯金=イオン配置の貯金です。

放電の瞬間:元に戻ろうとして電気が流れる

放電はその逆で、電池が自力で元の状態に戻ろうとします。

  • 放電すると、リチウムイオンが負極 → 正極へ戻る
  • それに合わせて外側の回路に電子が流れ、家電が動く

つまり蓄電池は、
「充電=分離してためる」「放電=戻りながら使う」
という往復運動を、緻密に制御している装置です。

家庭用で重要なのは「変換」と「制御」

家庭用の蓄電池は、電池だけ置けば動くわけではなく、実際には

  • 太陽光の直流
  • 家で使う交流
  • 蓄電池(直流)
    この3者を行き来させるための制御機器(PCS/ハイブリッドパワコンなど)が要になります。

この制御が上手いほど、

  • 余剰電力をムダなく充電できる
  • 夜間の放電が安定する
  • 停電時の切替がスムーズ
    といった実用面の差が出ます。

まとめ:太陽光+蓄電池は「作る」から「使い切る」へ

太陽光発電は、光電効果とpn接合で電子の流れ(直流)を作り、パワコンがそれを家庭用の交流に変換して使える形にします。
そして蓄電池は、その電気を“そのまま保存”するのではなく、化学エネルギーとして一時的に預け、必要なときに電気として取り出す仕組みです。

やまもとくんエナジーが大切にしているのは、機器の性能だけではなく、

  • 屋根条件(影・方位・劣化)
  • パネル配置と回路設計
  • パワコン/蓄電池の制御相性
  • 停電時にどこまで動かしたいか(冷蔵庫・照明・給湯など)
    まで含めて、「暮らし方に合う構成」に落とすことです。

「売電だけだと損?」「夜の電気代が気になる」「停電対策もしたい」「将来EVも考えてる」
このあたりが1つでも当てはまれば、太陽光+蓄電池の設計でメリットが出やすいです。

ここまでで、
「太陽光がどうやって電気に変わるのか」
「なぜ蓄電池に電気を貯められるのか」
という仕組みの全体像はつかめたと思います。

では実際に、
家庭に太陽光発電や蓄電池を導入すると、生活はどう変わるのか?気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

👉 太陽光発電や蓄電池のメリット・デメリットを本音で解説した記事はこちら

https://yamamotokun-energy.co.jp/blog/solar-battery-installation-cost/

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