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太陽光は何kWが正解?家庭別おすすめ容量の決め方を徹底解説!

太陽光は何kWが正解?家庭別おすすめ容量の決め方を徹底解説!

太陽光は何kWが正解?家庭別おすすめ容量の決め方を徹底解説!
監修者:野口尚稔
監修者 野口尚稔
「株式会社やまもとくんエナジー」マーケティング担当
屋根診断の専門家として、住宅の状態を正しく見極めたうえで、太陽光発電の適性を判断しています。
太陽光は単なる設備工事ではなく、屋根や防水、将来のメンテナンスまで考慮すべきもの。
お客様の住まいを長く守る視点から、本当に適した太陽光導入を提案しています。

太陽光の相談でいちばん多いのが、「結局うちは何kW載せればいいの?」という質問です。
カタログや相場記事を見ると、3kW〜5kW、6kW以上など色々出てきますが、正解は家庭によって変わります。理由はシンプルで、太陽光のメリットは発電量だけで決まらず、使い方(生活パターン)と家の条件(屋根・影・電気設備)で回収スピードも満足度も大きく変わるからです。

この記事では、3人家族・4人家族・共働き世帯を例にしながら、営業トークではなく「判断の基準」を手順で整理します。最後のまとめに結論を入れる構成にしています。

「何kWが正解?」を決める前に知っておくべき前提

太陽光の容量(kW)は“エンジンの大きさ”みたいなものです。
大きいほど発電できる可能性は上がりますが、その電気を自宅で使い切れないと、メリットが薄くなることがあります(売電単価や制度条件によっては尚更)。

ここで大事なのは、次の2つを分けて考えることです。

  • どれくらい発電できるか(屋根条件で変わる)
  • どれくらい自家消費できるか(生活パターンで変わる)

たとえるなら「大きい冷蔵庫を買っても、中身がいつもスカスカなら電気代が増える」みたいな話。
太陽光も“載せれば載せるほど得”ではなく、使い方に合ったサイズがいちばん強いです。

2. 決め方の基本手順は「電気の使い方 → 屋根条件 → 将来計画」

おすすめは、次の順番で考えることです。逆にすると高確率でブレます。

手順①:月の電気使用量(kWh)を把握する

まずは直近1年分の電気使用量を見ます。季節差(夏・冬)も含めるのが重要です。
オール電化、床暖房、在宅勤務、ペット、乾燥機などがあると、同じ家族人数でも使用量はかなり変わります。

手順②:日中にどれだけ電気を使っているかを把握する

共働きで昼間ほぼ不在なら、自家消費が伸びにくい傾向があります。
逆に、在宅勤務・小さいお子さん・日中稼働の家電が多い家庭は、自家消費が伸びやすく太陽光と相性が良いです。

手順③:屋根に“載る条件”を確認する

容量は「希望」だけで決まりません。実際は屋根条件で上限が決まります。

  • 屋根面積(有効面積)
  • 方角(南向きだけが正解ではない)
  • 影(近隣建物・樹木・アンテナ)
  • 屋根材と劣化状況(割れ・浮き・棟板金・防水)
  • 施工方法(穴あけ固定/穴を開けない工法など)

やまもとくんエナジーでは、ここを最初に確認します。屋根の状態次第では「載せる前に整えた方が得」になるケースがあるためです。

手順④:将来の増加要因を入れて最終決定

EV、V2H、エコキュート、IH、蓄電池、在宅勤務の増加など、将来の電気需要は上がりやすいです。
「今だけ」で最適化しすぎると、数年後に容量不足で後悔します。

家庭別の目安(3人・4人・共働き)おすすめ容量の考え方

ここでは、あくまで“考え方の型”として目安を整理します。最終的には屋根条件と使用量で調整してください。

世帯タイプ生活の特徴容量の考え方(目安レンジ)相性の良い追加提案
3人家族日中の稼働が中程度まずは中容量を軸に「自家消費が伸びるか」で調整まず太陽光→次に必要なら蓄電池
4人家族使用量が増えやすい中〜やや大きめで検討。将来要因も加味太陽光+蓄電池の同時設計が有効
共働き(昼不在)日中消費が少ない大きくしすぎ注意。蓄電池 or タイマー運用で自家消費を作る蓄電池、給湯の昼運転、HEMS

ポイントは、「家族人数」だけで決めないこと。3人でも在宅中心なら大きめが合うし、4人でも昼不在なら“載せすぎ”になることがあります。

失敗しやすい3パターン(ここを避けるだけで成功率が上がる)

失敗①:「大きいほど得」と思い込み、昼の自家消費が少ない

共働きで昼間ほぼ不在なのに大容量を選ぶと、電気が余りやすく、メリットが想定より出ないことがあります。
対策は、蓄電池を含めた運用設計(夜に使う電気を昼の発電で賄う)です。

失敗②:屋根の劣化を見落として、後から工事が二度手間

太陽光は長期運用が前提です。屋根が傷んでいる状態で載せると、数年後に屋根工事が必要になり、脱着コストや工程が増えがちです。
先に屋根を整えてから載せる方が、結果的に合理的なことがあります。

実際に 屋根の劣化を先に直してから太陽光を載せるべき理由 を詳しく解説した記事も公開しています。
屋根のカバー工法・葺き替えが必要なケースの見きわめ方」や、リフォームの順番によるコストと安心感の違いまで具体的に触れているので、ぜひこちらも参考にしてください。
👉 https://yamamotokun-energy.co.jp/blog/solar-roof-check-cover-replacement/

失敗③:将来の電化(EV・給湯)を見込まず、容量不足

「今の電気代」だけでサイズを決めると、EVや在宅勤務で足りなくなりやすいです。
数年先のライフスタイル変化があるなら、最初から設計に入れた方が後悔しにくいです。

太陽光kWの最終判断チェックリスト

最後に、ここまでの内容を“決めるための質問”に落とします。

  • 直近1年の電気使用量(季節差込み)を把握している
  • 日中の在宅比率はどれくらいか(誰が家にいるか)
  • 昼に動かせる家電は何か(洗濯乾燥、食洗機、給湯など)
  • 影になる要素はあるか(隣家、樹木、アンテナ)
  • 屋根の築年数・劣化(割れ、浮き、雨漏り兆候)はないか
  • EV・V2H・オール電化など、将来の電気需要は増えるか
  • 停電時に動かしたいものは何か(冷蔵庫、Wi-Fi、照明、エアコン)
  • 蓄電池は「必要になったら後付け」か「最初から設計」か

このチェックに答えるだけで、「大きめが良い家」「中容量で十分な家」「蓄電池込みが先に正解な家」がかなり分かれます。

最適kWをさらに精度高く決めるための現地チェック

ここまでの判断は、電気の使い方と家族構成で“方向性”を決める段階です。

最後に精度を上げるには、現地で「載せられる量」と「効率よく発電できる条件」を確認します。具体的には、屋根の有効面積だけでなく、方角・勾配・影の出方(季節や時間帯による差)をチェックし、年間の発電シミュレーションを作ります。さらに、分電盤の容量や配線ルート、パワコンの設置場所、将来の蓄電池追加の余地も同時に確認すると、後からの工事増やコスト増を防げます。

まとめ

太陽光の“正解のkW”は、家族人数ではなく

①電気の使い方(特に昼)②屋根の条件③将来の電化計画 の3点セットで決まります。

  • 3人家族は「中容量を軸に、自家消費が伸びる生活かどうか」で最適化
  • 4人家族は使用量が増えやすいので「将来要因込み」で中〜やや大きめを検討しやすい
  • 共働き世帯は「載せすぎ」に注意し、必要なら蓄電池や運用(昼運転)で自家消費を作るのがコツ

そして、最重要なのは“載せる前に屋根を確認すること”。屋根の状態次第で、太陽光の満足度は大きく変わります。
やまもとくんエナジーでは、外装リフォームで培った視点で「載せて良い屋根か」「どの固定方法が合うか」から整理し、メリットが薄い提案は無理に進めません。まずは屋根点検と、生活パターンに合わせた容量シミュレーションから進めるのが、いちばん後悔しない選び方です。

「太陽光発電の基礎知識」
「蓄電池を組み合わせた場合の考え方」 については、
これまでにやまもとくんエナジーのお役立ちブログでも詳しく解説しています。
容量選びや導入の順番で迷っている方は、あわせて過去の記事も参考にしてみてください。

👉https://yamamotokun-energy.co.jp/blog/solar-battery-installation-cost/

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